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親の性格・性質と子供のメンタルヘルスへの悪影響

子供のメンタルヘルスが崩壊してしまった場合、親はとっても視野が狭くなって、子供だけの問題として処理しようとしてしまいます。

これは私たちがやってしまったことです。不登校や引きこもりはそれでは解決が遠のきます。

ますます子供の心にトラウマを与えるだけかも。

大いに反省していますが、子供だけの問題、あるいは学校の問題として片づけようとすると(責任転嫁)、肝心な問題解決の本質まで見落としてしまいがちになります。

不登校や引きこもりになって自信を無くしてしまった子供だけに変化を強いると、大きな歪みがあとから家族に降りかかるかもしれません(その手の怖い話はニュースやドキュメンタリーで嫌と言うほど眼にします)。

前回のブログで子供の無意識の抑圧の話を書きました。

でも、子供が無意識に抑圧をため込み続けてしまったのは、親の責任もあるかもしれません。

のびのび成長できなかった子供、厳格に育てられた子供ほど抑圧を溜めやすいそうです。

うつ病になる人は、そのほとんどが子供時代や思春期にのびのびとできなかった人だそうです。

親の教育だけじゃなく、実は親の性格そのものも、子供の性格形成に大きな影響を与えるのはいうまでもないでしょう。私たちが両親にどれだけ影響を受けて育ったか考えるといいと思います。

子供が不登校になったり、神経症になったり、うつ病になることを喜ぶ親なんていません!

でも、知らず知らず子供のメンタルヘルスに悪影響を与えてしまったとしたら、子供だけの問題として片づけようとすること自体、ナンセンスでした。

私の性格やしつけ、コミュニケーションが、子供の心が折れやすくしてしまった下地を作ってしまっていたのです。

子供が不登校になった時、私はかなり混乱して、そうなると視野がすごく狭くなって、目の前のことだけを解決しようとしてしまいました。

子供がダメなら、私が親の責任としてダメにならないように救ってあげる、という直接的な手段です。

子供がダメになったのは、考え直してみると私たち親(家族)の影響が確かにありました。

直接的な原因じゃなかったにしても、悩みの原因となっていたことがわかりました(その上で集団生活でのトラブルが決定打です)。

欠点のない親なんていません。みんなどこかで足りないものです。

でも、親が変わろうとしないで、子供だけに変わるように要求したり、強くなれなんて強いると、子供は反発するかますます抑圧を溜めていくだけだと思います。

子供にも後ろめたさがあります。通わなくちゃ行けないのに学校に行けないという後ろめたさです。

その上で、もろくなっている子供の心に負担をかけると、心が病んでしまいます。

こういうケースは非常に多いみたいです。

だから、親が変わる(性格、コミュニケーション、しつけ、愛情表現、叱り方)という変化を子供に見せないと、子供は孤立無援で、家族の中にも味方がいないと感じてしまうのです。

孤独は人間の心を蝕んでいって、ますますメンタルヘルスがもろくなります。

特に感じやすい子供なら一層崩れやすいでしょう。

だから、不登校や引きこもりの問題は、子供だけの責任にするのではなく、親自身が今までの自分と変わる姿勢を見せないと解決は難しいと思います。

実際、私はずっと袋小路で足掻いていただけでした。

何をやっても何にも解決できなかったのは、実は親である私の責任だったと気づきました。

子供が不登校や心の悩みを解決したプログラムを通し、私も変わる努力をしました(私たちの先生の話がここに掲載されています)。

そうすると親子関係も本当の意味で密接になっていったと思います。

子供だけに変化を求めて結果が出ずにやきもきするならば、親が変化をしていく努力をした方が、必ずいい結果が出ます!
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テーマ : 神経症的不登校脱却戦争
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

maam

Author:maam
マ~ムです。
「不登校/引きこもり克服プログラム」「不登校親支援プログラム」の岩波先生によって、子供の神経症的不登校を乗り越えた記録を綴っています。
家族内での解決だけでは限界がありました。
卓越した専門家の存在ほど心強いものはありませんでした。
でも、共に精神的に克服に至るまで茨の道、山あり谷でした。
谷でもいつかは山が来る。
山道がきつくてもいつか峠が来る。
そして、目的に一歩ずつ近づきます。
頼れるガイド、そして自分の足で歩ける力さえあれば、
不登校と子供のもろくも折れかかった心は必ず克服でき、立ち直ることができます。
私の経験、子供の経験がそう雄弁に物語っていると思います。
私たち家族全体を暗雲で覆った子供の不登校、引きこもりについてブログです。




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