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子供の不登校 神経症の症状について

長男は不登校になりました。

細かい分類で言うと神経症による不登校です
(神経症的不登校)

重い軽いの差はあっても、無理矢理こじつければ、不登校の子供はほとんど神経症的不登校かもしれませんね
不登校という心の悩みはないのですから

私が特に神経症的不登校にこだわったのは、神経症克服が不登校の解決だと考えたからです。
学校に行けただけでは、解決しないのは、不登校問題の裏に神経症があるというケースも多いと思います。
保健室登校や数時間席に座っただけで下校するのでは、ただの『学校に通っております』ポーズです。

私の子供は、対人恐怖症と鬱病傾向にあると医者が診断
社会不安障害、もしくは適応障害と今なら言われるものです。

最初、対人恐怖症気味で不登校になり、ひきこもりの生活が続くにつれて、鬱傾向が現れる。
そしてなすすべなく悪化していき鬱病に陥ることに。

思春期特有のエネルギーも生きる活力もなくなり、外に無理矢理出たら対人恐怖症のため負担がかかる毎日。
いっそう部屋に引きこもり、ますます活力がなくなっていく。

最悪のスパイラルに陥り、私も医者もどうすることもできない。
家の中でも部屋から出てこなくなる。完全ひきこもりになりました。

長男は暴走していく神経に自らイライラし、落ち込み、自然体の部分がすっかりなくなった。
当人も私たちも振り回され続けていた。
次男にも悪影響が及び、家族全体が暗くなりました。

これが自分の子供なのか、と思えるほど変わってしまいました。
我が子の落ち込んでいる、またイライラしている様子を見るといたたまれなかった。
私も疲れはてて、ノイローゼになってしまった。
正常な思考判断力は失われ、毎日焦りといらだちと絶望の毎日!
完全に混乱してしまいました。

今思い起こすと、私の精神の混乱ぶりは狂っていたとしか表現できない
それぐらい必死だった。必死だったのに出口が見えないから、狂ったようにもなります。
だから、よけい不登校や神経症克服への道のりが見えなくなって・・・というマイナススパイラル

つらすぎました。
毎日涙にくれました。
何度泣いていたんじゃ始まらないと気力を振り絞ったでしょうか?
うまくいかないたびに、その気力も費えてきました。

子供の症状がなんなのか、それは神経症から来るものなのか? ただのわがままなのか、それを見極めることが大事だと思います。
現状と原因がわかってはじめて対策が取れます。
わからないと「学校に行きなさい!」「生きたくない!」の繰り返しです。
それで溝が広がるだけです。

常に子供の外面に現れる症状をよくつかむと同時に、その裏に何がそれを起こしているのか知ること(知ろうとすること)
不登校で「学校行け、行かない」の狭い問題に必死になるのではなく、なぜ子供がそれを言わなければいけないのか理由を知ること
これってすごく大事だと思いました。

私はそれができていなかったし、子供も心の奥底をわかってくれないことにいらだってもいました。
先生も親もカウンセラーもみんな信用できない、心の殻に閉じこもることだけが平和だと思っていたに違いありません。
だからこんなこと言う資格なんてありません。
でも、この失敗を糧になさって下さい。
これらが必要なことだったといま振り返って思います。

子供は自分が何故苦しまなければいけないのか、わかっていません。
感じてはいるでしょう。
でも一人では対処し切れません。
だからいらだちます。
嘆きます。
ますます心が病的になっていくのです。

わかっていないから溺れるしかない。
でも、親が自分の心をわかる、わからないということはちゃんと見極めます。
おそろしいほど直感力に優れています。

悩んでいる子供のそれへの病的な繊細さは、私たち大人ではかないません
かといって、どうすることもできない現実もあります。
やっぱり専門家の力を借りなければいけないと思います。
とくに神経症的不登校の場合はそうでした。

見えない人間がいくら知恵を振り絞っても問題の答えは出ませんから。

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テーマ : 社会不安障害
ジャンル : 心と身体

息子が不登校になった理由 神経症的登校拒否

長男は神経症に陥りました。不登校になる以前にです。
悩むには必ず理由があります。
いろいろな要因がある中で、大きなことをあげたいです。

とても仲の良かった友人に急に冷たくされ、敵に回られたらしいです。
不登校のみなさんの体験談を見ると、そういう人が多い。
私もそうされたらショックだろう。

息子の感じやすい心には、裏切りがあまりに唐突だったため、衝撃の大きさは計り知れない。
急に学校生活が怖いものとなり、おどおどして暮らすようになった。
人間恐怖=学校恐怖となり、気を許せないものになってしまったようです。

常に周囲に目を光らせ、緊張しどうしだった。
理由を息子はなかなか言わなかった。
それだけ隠しておきたいほど心に負担になっていたとのこと。
もともと気の弱い子供で、強い気持ちで切り抜けることができない。

私の息子でありながら、もっと強くなって、と願う日々だった。
その間に抑圧した息子の「MONSTER」がどんどんふくれあがっていった。
息子の心のはけ口はどこにもなかったから、しょうがなかった。

私の育てかたに問題があるのかしら、と思い悩む日々が続いた。
一刻も早く息子には立ち直って、プライドのある生活をしてもらいたかった。
息子も元気で暮らしたかったに違いない。
対人関係でクヨクヨ悩んでいたくないに決まってる。
でも、どうしてもできない理由、それが上述したようなことによる一種のトラウマです。

息子の被害妄想が激しくなり、一人でいてもイライラするように。
友人に裏切られ、人間不信になっていたとき、さらに当時の仲の良かった友達に邪険にされた。
それによって、対人恐怖症となり、不登校にもなった。
もう人間不信のかたまりだった息子に更にそんなことが起きたら、誰だって心がずたずたになります
そしてどんどん堕ちていくように症状が悪化していった。
すべての対人関係が、どん底の悩みを抱えた繊細な男の子の目で見たら、すべてが闇に感じるはず
不登校になるのもしょうがないかなと思います。

当時は私も訳がわからないでもがいていました。


テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

親の性格・性質と子供のメンタルヘルスへの悪影響

子供のメンタルヘルスが崩壊してしまった場合、親はとっても視野が狭くなって、子供だけの問題として処理しようとしてしまいます。

これは私たちがやってしまったことです。不登校や引きこもりはそれでは解決が遠のきます。

ますます子供の心にトラウマを与えるだけかも。

大いに反省していますが、子供だけの問題、あるいは学校の問題として片づけようとすると(責任転嫁)、肝心な問題解決の本質まで見落としてしまいがちになります。

不登校や引きこもりになって自信を無くしてしまった子供だけに変化を強いると、大きな歪みがあとから家族に降りかかるかもしれません(その手の怖い話はニュースやドキュメンタリーで嫌と言うほど眼にします)。

前回のブログで子供の無意識の抑圧の話を書きました。

でも、子供が無意識に抑圧をため込み続けてしまったのは、親の責任もあるかもしれません。

のびのび成長できなかった子供、厳格に育てられた子供ほど抑圧を溜めやすいそうです。

うつ病になる人は、そのほとんどが子供時代や思春期にのびのびとできなかった人だそうです。

親の教育だけじゃなく、実は親の性格そのものも、子供の性格形成に大きな影響を与えるのはいうまでもないでしょう。私たちが両親にどれだけ影響を受けて育ったか考えるといいと思います。

子供が不登校になったり、神経症になったり、うつ病になることを喜ぶ親なんていません!

でも、知らず知らず子供のメンタルヘルスに悪影響を与えてしまったとしたら、子供だけの問題として片づけようとすること自体、ナンセンスでした。

私の性格やしつけ、コミュニケーションが、子供の心が折れやすくしてしまった下地を作ってしまっていたのです。

子供が不登校になった時、私はかなり混乱して、そうなると視野がすごく狭くなって、目の前のことだけを解決しようとしてしまいました。

子供がダメなら、私が親の責任としてダメにならないように救ってあげる、という直接的な手段です。

子供がダメになったのは、考え直してみると私たち親(家族)の影響が確かにありました。

直接的な原因じゃなかったにしても、悩みの原因となっていたことがわかりました(その上で集団生活でのトラブルが決定打です)。

欠点のない親なんていません。みんなどこかで足りないものです。

でも、親が変わろうとしないで、子供だけに変わるように要求したり、強くなれなんて強いると、子供は反発するかますます抑圧を溜めていくだけだと思います。

子供にも後ろめたさがあります。通わなくちゃ行けないのに学校に行けないという後ろめたさです。

その上で、もろくなっている子供の心に負担をかけると、心が病んでしまいます。

こういうケースは非常に多いみたいです。

だから、親が変わる(性格、コミュニケーション、しつけ、愛情表現、叱り方)という変化を子供に見せないと、子供は孤立無援で、家族の中にも味方がいないと感じてしまうのです。

孤独は人間の心を蝕んでいって、ますますメンタルヘルスがもろくなります。

特に感じやすい子供なら一層崩れやすいでしょう。

だから、不登校や引きこもりの問題は、子供だけの責任にするのではなく、親自身が今までの自分と変わる姿勢を見せないと解決は難しいと思います。

実際、私はずっと袋小路で足掻いていただけでした。

何をやっても何にも解決できなかったのは、実は親である私の責任だったと気づきました。

子供が不登校や心の悩みを解決したプログラムを通し、私も変わる努力をしました(私たちの先生の話がここに掲載されています)。

そうすると親子関係も本当の意味で密接になっていったと思います。

子供だけに変化を求めて結果が出ずにやきもきするならば、親が変化をしていく努力をした方が、必ずいい結果が出ます!

テーマ : 神経症的不登校脱却戦争
ジャンル : 心と身体

子供がどの心の悩みを持っているか認識すること

不登校には原因が必ずあります。

子供は何もサボりたくてサボっているわけではありません(これは強く認識しておいてください!)

原因とはいじめや友達関係のトラブル、人とうまくやることができないなど多いと思いますが、これはきっかけです。

例えば、その経験をした人は、人に心が許せなくなります。

社会不安障害、対人恐怖症や社会恐怖症になってしまいます。

そうなると、もう自分の努力では不可能なくらい、身動きが取れなくなってしまうのです。

そうなると学校に行きたくてもいけなくなります。

それでも無理やり通っていると(親が通わせていますと)、体に不調をきたし、吐き気やめまい、頭痛、胃腸への被害となってあらわれます。

それでも無理やり通っているとついには暴発して、完全にドロップアウトしてしまうのです。

このような子供に「意気地がない、みんな嫌々ながら行っているんだ」などといっても、無理です。

ますます子供は追い詰められていってしまいます。

本当は通いたい、でもできない自分を子供が一番良くわかっているのです。

だから、追い詰めるとますます自信を喪失して、一生社会不適合者になるでしょう。

しかし、子供は意外な事に、自分が何故学校が無理なのか、はっきりと分かっていません。

そしてそうしていったらいいかも全く想像がつかないのです。

いわば無知で、混乱している頭です。

その混乱をおさめて、自らの足で立たせて歩ませるようにさせるには、子供が何故そうなったのか、いまどうなっているのか、どんな症状があるのか、これが続くとどうなってしまうのか、はっきり認識させる必要があります。

子供は自分だけがなっていると思っています。

でも、同じ境遇の子供は山ほどたくさんいます。

そういう同じ症状の子供がいるということ、そして子供はどんな神経症(精神病ではありません。念のため)にかかっているのか、自らが自覚させることです。

学校に行きたくてもいけないのは、こういう理由があるし、みんな似たような子供はいるんだよ、とわかると、頭の混乱はおさまると思います。

しかし自然に時間が解決してくれるものではありません。

この症状があるばっかりに、これからどんな苦難が待っているのか、やりたいこともできなくなり、他の人ができている楽しみを味わえない恐怖を子供が知ってくれると、はじめて「何とかしたい!」と思うかもしれません。

それが主体的に自分の悩みと症状に取り組むことになります。

そこではじめて岩波先生のようなカリスマ・コンサルタントの登場となりますし、それ以外、いくら実力があっても何の意味ももちません。

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プロフィール

maam

Author:maam
マ~ムです。
「不登校/引きこもり克服プログラム」「不登校親支援プログラム」の岩波先生によって、子供の神経症的不登校を乗り越えた記録を綴っています。
家族内での解決だけでは限界がありました。
卓越した専門家の存在ほど心強いものはありませんでした。
でも、共に精神的に克服に至るまで茨の道、山あり谷でした。
谷でもいつかは山が来る。
山道がきつくてもいつか峠が来る。
そして、目的に一歩ずつ近づきます。
頼れるガイド、そして自分の足で歩ける力さえあれば、
不登校と子供のもろくも折れかかった心は必ず克服でき、立ち直ることができます。
私の経験、子供の経験がそう雄弁に物語っていると思います。
私たち家族全体を暗雲で覆った子供の不登校、引きこもりについてブログです。




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